マガンs
 マガン  撮影 nakachan

雨が降ったり、気温が低かったりとさえないお天気です。
今日のテレビで、人間最期が近くなると、食べることと、自分のことを話すことにエネルギーをかたむける、、という訪問医療を行っているっている医師の実践に即したお話がありました。

去年春くらいから、入退院を繰り返し、リハビリを兼ねた保健施設などでも過ごした義母(90過ぎ)が3月に自宅療養に切り替え、ひさびさ退院しました。『もう御高齢ですからね・・』は、毎度言われ続けていますが
100までも元気な人もいいますし、
でも去年で一気に介護度上がってしまいました。
いろいろありましたが、ペースメーカーを6年位前に入れ、あらゆることしてきましたが、いろんな機能も衰えてきてはいます。
今年1月、2月くらいは、食事がとれなくなり、点滴のみのときも。やせてげっそり。嚥下障害といいますか、精神的なものもあったと思います。
病院や施設はどうしても職員の方たち、一人にじっくりかかわれませんからね。それで、そういうのに慣れたヘルパーの資格も持った方にびっちりつききりでお世話していただきました。食事の内容が柔食から刻み食になっていたのでそれもいやだったみたいです。義母は『宇宙食みたい』って言ってました。それで普通の食事に変えてもらい噛み応え、味わい、食感も普通に戻してもらいました。
出される食事の半分くらい取れるようになったところで退院でした。本人も家に帰りたかったと思います。

良く話しかけ、ゆっくリ少しづつ飲み込みの練習からでした。
話すこと、話させること、聞くこと、じっくり相手をして
そうしますと表情も良く生き生きとしてきます。話すとお口も動かし、括舌もよくなり、元気がなく全然しゃべらなかったのに、すごい変化です。ほんとはたくさんおしゃべりしたかったんだ!お話好きのおばあちゃんでしたから。私は無口な嫁でして、なかなかおばあちゃんの相手はできなかったかもしれません。

ベッド上の生活が多いですが、退院して一ヵ月半たちましたが、ようやく私たちも慣れてきたという感じです。家に戻ると良く食事も進み、水分栄養不足を補う一日500ccの皮下点滴も退院後10日ではずれました。ホッ
食欲旺盛です。看護士さんもお医者さんもびっくり~!
ヘルパーさんや、訪問看護士さん、往診の先生、訪問入浴と、いろんな方々のおかげですね。
今後、いつどういう風になるかは、分かりませんができることはやってあげたいです。
それらの準備で3月からとても慌ただしかったです。
家族だけでお世話する日と、義兄夫婦の日と、ヘルパーさんだけにお願いしている日と設けて、介護保険やら、保険外のサービス(自費)も使い、私たち家族の負担になりすぎないよう計画してやってます。
最期までちゃんと食べ続けて、お話、おしゃべりもして欲しいと思います。
食べられなくなったら、、、やっぱり、元気もなくなるでしょ。
摂食障害があると点滴や、流動食(胃に直接入れる)になりますが、やっぱり普通の食事ですよ。

私たちくらいの年代ですと、自分の老後も気がかりですね。明日はわが身ですよ。子どもには、負担かけたくないし。
最期まで健康でいられるか、介護費まで出る保険にでも入っておくか、、、考えますね。